大会ルール
大会ルール
- 1テーブルは4人を基本とします。ただし人数等の都合で3人テーブルとなる場合があります。
- 審判の指示なく、他プレイヤーとテーブルの交換をすることはできません。発覚した場合には、大会終了後でも遡って失格となる場合があります。
ゲームについて(一般事項)
ルールの典拠
- ゲームのルールは、株式会社ジーピー(以下「弊社」)の「カタン スタンダード版」の取扱説明書に記載のルールに準拠します。ただし当ルール及びFAQの記載が優先します。
ゲームの開始、ゲームの時間
- 各ゲーム前に、ゲーム盤を各テーブルで作成してください。
- 数字チップの起点となる頂点は、サイコロを一つ振って出た目の頂点とします(数字は海フレームに記載があります)。
- 各テーブルでのゲーム盤の作成時間は1ゲームの時間には含まれません。
ゲームの開始、ゲーム時間、ゲームの終了
- 1ゲームの時間は、各地方大会の決勝テーブル及びファイナル東京大会を除き、開拓地・街道の配置8分、プレイ時間60分、計68分で行います。制限時間終了により審判からゲーム終了の合図があったら、プレイ途中であってもその時点でゲーム終了とし、ゲーム終了以降に行ったプレイは無効になります。ただし審判の判断でプレイ時間を延長する場合があります。
- ファイナル東京大会については、開拓地・街道の配置8分、プレイ時間60分、計68分が経過した後に各プレイヤーの手番に最大2分間の時間制限が課されます。それでもゲームが終了しそうにない場合には審判の判断でゲーム終了時間が決定され、ゲーム終了10分前になったらプレイヤーにアナウンスがあります。制限時間終了により審判からゲーム終了の合図があったら、プレイ途中であってもその時点でゲーム終了とし、ゲーム終了以降に行ったプレイは無効になります。
- 開拓地・街道の初期配置の制限時間は1軒ごとに1分です。4番手のプレイヤーも1分ごとに1軒ずつ配置を行います。
- 各プレイヤーは制限時間の終了前に初期配置を終えても構いません。その場合、次のプレイヤーは前のプレイヤーの制限時間の終了を待つことなく、初期配置を始めることができます。また全員が初期配置を終えたら、直ちにゲームを始めることができます。
- 制限時間があるため、過度に時間をかけるプレイは審判によるペナルティの対象となる場合があります。速やかなプレイを心掛けましょう。
- 10ポイント以上を獲得したプレイヤーが自分のターンに勝利宣言をすることでゲームが終了し、そのプレイヤーが勝者となります。もしプレイヤーが10ポイント持っていることに気づかずに勝利宣言をしなかった場合、そのプレイヤーが勝利宣言をするには次の手番まで待たなければなりません。
- スコアシート上は、10ポイント以上を獲得していても勝者は10ポイント、それ以外のプレイヤーは9ポイントを上限とします。
- 時間切れの場合には、そのゲームに勝者はいません。
- スコアシートの誤記入等によって入賞者が変動する等、大会運営に影響を及ぼす事象が生じた場合には大会終了後でも遡って順位が変動することがあります。
審判
- 本大会の審判は大会委員長が務め、全てのルール上の論争を最終的に解決する役割を担います。
- 審判は、必要に応じてスタッフ、アドバイザーに諮問を行います。なお、各地方大会の審判長は、原則としてその大会においてプレイすることはできません。
- テーブル内でルール違反の疑い等のトラブルが生じた場合には、プレイヤーはゲームを一時中断して、直ちに審判を呼んでください。なお、中断時間についてはゲーム時間を延長するものとします。
- ルール違反の疑いがあるにも関わらずプレイヤーが直ちに報告しない場合は、ルール違反はなかったとみなされ、ゲーム終了後にルール違反を訴えても認められません。ただし、ゲーム内において一度ルール違反ではないとみなされた行為について、それ以降に同じ行為が繰り返された場合に、改めて審判を呼び出すことは可能です。
- 不正行為が認められた場合や著しいマナー違反をしたプレイヤーには、審判の判断によりペナルティの対象となる場合があります。 上記不正行為等にはゲームに勝つことを意図したルール違反、乱暴なプレイ、プレイヤーが故意に他のプレイヤーを勝たせる、または勝たせるように仕向ける場合などが含まれますが、これらに限定されるものではありません。
- ペナルティには警告・失格の段階があり、対象となる行為の程度またはその頻度により、そのいずれかが課されます。なお、失格となった場合でも参加費は返金されません。
- 審判の決定が最終決定となります。たとえ、後から間違いが判明したとしても決定時の指示を正しいものとします。原則としてその決定に対する異議は認められません。
ゲームについて(細則)
ターンの開始
- プレイヤーのターンは渡されたダイスを受け取ることから始まり、プレイヤーはサイコロを振る前に、騎士カード等の任意の発展カードをプレイすることができます。ダイスを振る前にそれ以外のアクションを起こすことはできません。
- ダイスを振ったら、他のアクションを起こす前にダイスの出目を処理(資源の配布、または盗賊を移動させてカードを奪う)しなければなりません。
ダイス
- 原則としてダイストレイ、またはカタンダイスタワーを使用し、2個同時にダイスを振ります。
- ダイスがこぼれた場合、こぼれたのが1個だけであっても必ず2個ともに振り直してください。
バースト
- バーストの有無は、プレイヤー間で確認し合ってください。
- バーストにより捨てる資源は、山札に戻す前に必ず全員に明確に見せなければなりません。
「7」の目と盗賊
- 盗賊の移動によりカードを奪う時は、奪われるプレイヤーは手札をシャッフルして、盗賊を移動するプレイヤーが1枚奪います。どちらの側も、奪うカード、奪われるカードの指定は禁止です。
- プレイヤーが盗賊を移動させることを忘れた場合、 a) まだ手番プレイヤーである場合であり、他プレイヤーと資源交換に関する交渉を試みるなどの他のアクションを一切行なっていない場合は、通常どおりに盗賊を置き、他プレイヤーから資源カードを1枚引くことができます。 b) 他のアクションを行う、または既にターンを終えている場合には盗賊は砂漠に置かれ、資源カードを奪うこともできません。なお、盗賊を配置する場所についての協議はアクションに含まれません。
プレイヤー同士の取引
- 1回または一連の取引の結果として、資源カードを「無償」で授受すること(贈与)は禁止です。授受を行った両プレイヤーの反則となり、審判によるペナルティの対象となる場合があります。
例えば、同一ターン内で ①プレイヤーAの持つ「木」2枚とプレイヤーBの持つ「土」1枚を交換し、 ②その後、プレイヤーAが持つ「土」1枚とプレイヤーBが持つ「木」1枚を交換 することは、①と②を併せると結果的にはプレイヤーAの木1枚がプレイヤーBに無償で贈与されていることになり、当該ルール違反になります。 - 同一ターン内に、同一のプレイヤー間で同一種類の資源が往復するような取引は、贈与行為に当たる可能性があるため禁止です。
- 他のプレイヤーと取引ができるのは現在保有する資源のみであり、将来算出される資源の交換や「代わりに騎士を動かす」こと等の役務を取引の材料にすることはできません。
- プレイヤー同士の取引は必ず一人対一人で行ってください。二人以上と同時に取引は行えません。また手番プレイヤー以外同士で取引を行うことはできません。
港の使用
- プレイヤーが港に開拓地を建設した場合、同じ手番中にその港を使用しての資源交換ができます。
資源
- 資源カードを獲得する時は、必ず枚数を全員が確認できるようにしてから手札に加えるようにしてください。また意図的に資源カードの獲得を多く、または少なくすることはできません。
- 資源カードを使用する時は、必ず枚数を全員が確認できるようにしてから山札に戻すようにしてください。また意図的にカードを誤使用することはできません。
- 資源カードを使用し、アクションを実行したにもかかわらず、街道や開拓地などの駒を置き忘れ、または発展カードを引き忘れてターンを終了してしまったとしても適正なアクションを実行していたものとみなし、気付いたら直ちに正しい措置を講じてください。
- 取引の交渉時を除き、自分の手札を意図的に他プレイヤーに見せることは禁止です。もし見せた場合、そのターンが終了するまでは見せた内容は公開情報となります。意図的であると認められる場合には審判によるぺナルティの対象となる場合があります。
- 建設などのアクションを行うために資源カードを山札に戻した場合、または実際にアクションを行った場合、当該アクションを行うための資源カードを取り返すことはできません。ただし発展カードを引いた場合を除き、他のアクションを行う前であれば当該資源カード及び追加の資源カードを使用して別のアクションを行うことができます。例えば、あるプレイヤーが羊4枚を麦1枚と交換した後、他のアクションを行う前であれば、麦1枚の代わりに土1枚を取ることにしても構いませんが、羊4枚は取り返せません。
- プレイヤーは、他のプレイヤーが持っている資源カードの枚数をいつでも確認することができます。確認を求められたプレイヤーは、正確な枚数を報告しなければなりません。
- 資源カードは、必ず盤面より高い位置で保持してください。机の下など、他プレイヤーから確認ができない位置で保持することは禁止します。
発展カード
- 発展カードは手に持たずにテーブル上に並べ、他プレイヤーが枚数を確認できるようにしてください。
- 使用する場合を除き、未使用の発展カードを他のプレイヤーに見せることは禁止です。他プレイヤーから発展カードについての言及をされた場合でも同様です。意図的であると認められる場合には審判によるぺナルティの対象となる場合があります。
その他
- アクション(建設する・交渉を試みる・資源を交換する・銀行と交換する・発展カードを使用する)は必ず一アクションずつ行ってください。同時に複数のアクションはできません。
- ダイスロールの後、プレイヤーは好きな順番でアクションを行うことができますが、次のアクションを開始した時点で完了したとみなされ、やり直すことはできません。 たとえば、プレイヤーが街道の建設後、別のアクションを始める前であれば街道を再配置することができますが、別のアクションを始めると街道建設のアクションは終了したとみなされ、街道を再配置することはできなくなります。なお、複数本の街道を連続して建設した場合でも街道1本1本の建設が独立したアクションであり、最後に建設した街道1本のみを再配置することができます。 また盗賊の移動アクションは他のプレイヤーからカードを奪った時点で完了し、他のプレイヤーからカードを奪った後で騎士を再配置することはできません。
- ゲーム中、いかなる時でもプレイヤー間で「会話」をすることは自由ですが、将来の約束(未来の取引約束や、建設場所の予約など)が履行される保証はありません。なお、約束履行を強要すること、または脅迫をすることは禁止されており、当該行為が確認できた場合にはその程度により、審判によるぺナルティの対象となる場合があります。
- 他のプレイヤーに対してプレイの命令や指示をすることはできません。当該行為が繰り返される場合、またはその程度によって審判によるペナルティの対象となる場合があります。
- 原則として、大会で使用する備品はすべて主催者が設営したものを使用してください。
- ゲームに関係ない機器(スマートフォン、携帯電話、タブレット機器、タイマー等)の使用、メモ書き等の行為は禁止です。
- 自分と他のプレイヤーのお互いが有利になるために結託をする「協力」行為はルール上、禁止されていません。しかし自分の順位向上ではなく、他のプレイヤーの順位向上のために結託する「利敵」行為には審判によるペナルティの対象となる場合があります。なので故意に他のプレイヤーを勝利させる、いわゆるコンビ打ちのようなプレイは禁止です。
マナーについて
マナー
- お互いが楽しくプレイできるよう、他者に対して礼儀正しく、敬意をもって、フェアプレーを心がけ、他者を不快にするような言動は慎んでください。当該行為が繰り返される場合、またはその程度によって審判によるペナルティの対象となる場合があります。 以下のいかなる種類のハラスメントも容認されません。
- 脅迫、不適切なイベントの妨害、暴言、あらゆる種類の身体的暴行、不適切な身体的接触、望まない性的注目、望まない写真やビデオ撮影、いじめ、ストーキング、つきまとい。
- とりわけ人種または民族、国籍、性自認またはジェンダー表現、性別または性的指向、年齢、障害、宗教、市民権の有無、病状または妊娠については注意を払ってください。
- 上記のようなハラスメント行為を止めるように言われた場合は、直ちに止めてください。また見かけた場合にもスタッフにご連絡ください。スタッフが対応致します。
- プレイ中のゲームに対し、観戦者が介入すること(口出し、伏せたカードを覗くなど)は禁止です。またプレイ中は、プレイヤーと観戦者の会話は禁止です。これに反する行為があった場合、プレイヤー及び観戦者は審判によるペナルティの対象となる場合があります。
- 故意の遅延行為は審判によるペナルティの対象となる場合があります。
FAQ
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