レッスン 07


賭け方の例
テキサスホールデムで、どのようなカードの時に、どのように賭ければいいか研究してみましょう。 分かりやすくするために、状況を、「オンラインゲームでプレイヤーは6人(時計回りにAさん、Bさん、Cさん、Dさん、Eさん、Fさん 以下敬称略)、リミットゲーム$2-$4《とします。

現在ディーラーボタンはAの前にあるので、Bが1ドル(スモールブラインド)、Cが2ドル(ビッグブラインド)それぞれ賭けます。カードが配られました。Dが最初にアクションを起こす、つまりフォールド、コール、レイズのどのアクションをするか決めなければなりません。ホールデムの用語でDは「アンダー・ザ・ガン《と呼ばれます。

Dは「フォールド《をクリックしたので、最初のカードを手放しこのポットへの賭けはできなくなります。Eは「レイズ$4《をクリックして2ドルから4ドルにレイズしました。Fは「フォールド《をクリックします。ディーラーのAはコールすることを決め、「コール$4《をクリックしました。スモールブラインドですでにポットに1ドル置いているBは、ハンドが良くなかったので、「フォールド《を選択しました。それにより、最初の1ドルはポットに没収されます。ビッグブラインドですでに2ドル置いているCは「コール$2《をクリックしました。これで今Cは合計4ドルを賭けていることになります。

この時点で、プレイヤー3人(D、F、B)がフォールドし、残りの3人がそのポットでアクティブ、つまりそれぞれが同額(この場合は$4)賭けている状態になっています。これで第1ベッティングラウンドは終了。ポットの合計は13ドルになります(E、A、Cから4ドルずつとBから1ドル)。

ここでテーブルにはフロップが開かれます。最初のアクティブプレイヤー(フォールドしておらずディーラーボタンから時計回りで一番近いプレイヤー)はCになります。

Cはチェックし(=「チェック《をクリックし)たので、「取りあえずポットにチップをかけない《という選択をしたことになります。Eも同じくチェックをしました。Aはボタンなので、このラウンドと次の2つのラウンドは行動順が最後になります。ここでAは「ベット《を選び、「ベット2$《をクリックしました。

ここでCは勝負をあきらめ、「フォールド《をクリックしました。しかし、Eは「コール 2$《をクリックしてコールします。ここまでで第2ベッティングラウンドは終わりです。EとA、更に2ドル賭けた二人だけがアクティブとなっています。現在、画面にはポットの合計が17ドル(第1ラウンドの13ドル+2ドル+2ドル)と表示されています。

テーブルに4枚目のカード(ターン)が開かれます。今度はEが最初のアクティブプレイヤーです。Eが「チェック《をクリックし、Aも「チェック《すると決めました。この回は誰もチップをかけたがらなかったので、次のカードを「無料で《見ることができます。第3ラウンドはこれで終了。今回ポットの増加はなく、合計は変わらず17ドルです。

5枚目のカード(リバー)が開かれます。またEからアクションを始め、Eは「チェック《を選択しました。ここで、Aが「ベット $4《をクリックします。(ゲームが$2-$4のリミットゲームなので、初めの2ラウンドのベットやレイズは全て、2ドルずつか4ドルずつになります。)

再びEの番です。今回Eはコールせず、「レイズ $8《をクリックし、賭け金を8ドルにしました。Aはしぶしぶ「コール $4《をクリックしました。今、EとAは同じ金額(今回は8ドル)をポットに追加しまし、このラウンドを終えました。ポットの合計は17+8+8で33ドルです。

最後にコールされたEからカードを見せなくてはいけません。もしAが勝負から下りないのであれば、Aもカードを見せなければなりません。オンラインでは、この手順は自動で行われます。勝ちの手役が公開され、その手札を持っているプレイヤーにポットが支払われます。(もし同じ強さの手役が複数いた場合は、ポットを平等に分けます)

これが、テキサスホールデムでの、賭け方の一例になります。

DAN GLIMNE