レッスン 06


残りのラウンドの賭け方
前回のレッスンでは、最初のラウンドでの動きをいくつか説明しましたが、ひとつ重要なルールに関する説明をわざと抜かしました。「ライブブラインド《に関するルールです。

このルールでは、たとえ最初のラウンドで誰もレイズしなかった場合(つまり誰もビッグブラインド以上の金額を賭けなかった場合)、ビッグブラインドをしたプレイヤーが自分のターンでレイズすることができます。(当然、スモールブラインドのプレイヤーも、自分のターンでレイズすることができます。)

このルールはゲームを公平にするためのものです。ベッティングラウンドでは、プレイヤーたちは全員、自分のターンでレイズをする機会があります。当然、ビッグブラインドのプレイヤーだけにその機会を与えないわけにはいきません。

あなたがビッグブラインドの時、レイズするのをためらう必要はありません。たとえば、最初の手札がK-Kのような場合に他のプレイヤーがビッグブラインドにコールしたら、あなたはレイズするべきでしょう。

第1ベッティングラウンドについては以上です。この後さらに3回のベッティングラウンドがあります。フロップの後、4枚目のカード(「ターン《と言います)のあと、5枚目のカード(「リバー《と言います)の後の3回です。

これら3回のベッティングラウンドは、次のカードがオープンになった時点で、全て同じ方法で行われます。ディーラーボタンの左にいる最初のアクティブプレイヤー(フォールドしていないプレヤー)からアクションを始め、時計回りで他のプレイヤーに回ります。

第1ラウンドと異なるのは、「チェック《か「ベット《をすることができるという点です。つまり、ポットにこれ以上チップを置くか置かないかを選択することができるのです。

「チェックする《とは、まず他のプレイヤーがどうするかを見ると決めることです。取りあえず「チップを0枚賭ける《と選択したことになり、もし他のプレイヤーが更にチップを賭けると決めたらコール、レイズ、フォールドをすることができます。ライブでは、あなたのターンに「チェック《と宣言するか、手や指で軽くテーブルをノックすることで示せます。オンラインでは、「チェック《をクリックしてください。

ただし「チェック《ができるのは、他のプレイヤーがそのラウンドで一切ベットしていないときに限るということを覚えておいてください。全てのアクティブプレイヤーが「チェック《を選択し、そのラウンドで賭け金が増えない時は、「無料で《次のカードを見ることになります

代わりに「ベット(1以上のチップを上乗せするということ)《を選択した場合、その人がいい手札を持っているサインになります。オンラインでは、賭けるチップの希望額の入力し「ベット《をクリックしてください。(リミットポーカーの場合は好きな金額を賭けることはできません。ポットリミットやノーリミットの場合は、ベットをクリックしたときに、賭けたい金額を選ぶか、前もって設定した金額を自動的に賭けます)(リミットポーカーに関しては後のレッスンで説明します)

誰か一人が「ベット《を選択したら、その後のプレイヤーは同じラウンド内に「チェック《することはできません。従来のフォールド、コール、レイズの選択をすることになります。

ベッティングラウンドが終了した時点で、そのラウンドで賭けられた全てのチップ/マネーはテーブル中央のポットに送られることを覚えておいてください。(オンラインの時は自動的に行われます。)各ベッティングラウンドは「チップが0の状態《から始まるのです。ファーストラウンド以外の3つのラウンドであなたが最初にベットする場合、賭け金がないので「レイズ《はできません。あなたがそのラウンドで最初の賭け金を置き、別のプレイヤーがレイズするかどうか考えます

最後に、実際に対戦相手と向き合うライブゲームの場合、賭けたチップは全てあなたとテーブル中央の半分ぐらいのところに置くことを覚えてください。これはそのポットで誰がアクティブで、いくら賭けているかわかりやすくする為です。ポットに直接チップを投げ入れること(スプラッシング)は、非常に無作法だと思われてしまいます。

DAN GLIMNE