ポーカーレッスン2


ポーカーの役の種類
さまざまなポーカーゲームで使用するいろいろな手をランク順にリストアップし、同点ルールもリストアップしておきましょう。

ポーカーの手は5枚のカードで構成されます。(まれに、例外的なケースもあります。)場合によっては、5枚未満で始め、5枚を超えて終わることもあります。そのような場合でも、この中からどの5枚を使って、自分の手とするかを決めねばなりません。(残りのカードは何もしません。)クラブ、ダイヤ、ハート、スペードのいずれも効力は同じです。以下に手を列挙します。下に行くほど、強い手です。

ファイブ・カード(ノーペア・ハイカードとも)
ペアや数字の順列、スートの組み合わせなどをまったく含まない、任意の5枚のカード。たとえば、-9-7-4-2で、トランプのマークも2種類以上にわたるもの。これは、ジャックが大きいカードなだけです。各カードの大きさは数通りで、エースが一番強く、2が一番小さいとします。5枚のうちの一番大きなカード同士を比べて勝敗を判断します。一番大きなカードが同じという手を持った人が二人いたら、2番目に大きなカードで比べます。J-9-7-4-2を持った人と、J-9-5-4-3を持った人では、 J-9-7-4-2を持った人が勝ちます。
勝ち>負け

ワンペア
Q-Q-10-A-5のような手をクイーンのワンペアと言います。ワンペアを持っているプレイヤーが二人いた場合、大きいカードのワンペアを持っている方が勝ちます。ペアのカードが同じ場合、ペア以外のカード(kicker)の大きい方が勝ちます。したがって、J-J-7-6-4よりJ-J-Q-3-2が、強いカードです。ペア以外の大きなカードも同じ数の場合、2番目のkickerを比べます。したがって、K-K-Q-7-6よりK-K-Q-8-3が強い手です。

ツーペア
10-10-4-4-Kのような手を「ツーペア、tens high《または、「ツーペア、10と4《、「tens up《と呼びます。ツーペアを持っているプレイヤー同士は、大きい数のペアを持っている方が勝ちます。つまり、K-K-4-4-2はQ-Q-J-J-10より強いです。ペアの数字が同じ場合は、他のカードの大きい方が勝ちます。J-J-9-9-Aは、J-J-9-9-Kより強いです。

トリップ(スリーカード)
同じ数字3枚を指す。8-8-8-Q-4のような手を「トリップ・エイト《、「スリー・エイト《という。スリーカードを持っているプレイヤー同士では、大きい数字のスリーカードの方が強い。同じ数字のスリーカードを持っているプレイヤー同士(コミュニティ・カードを使うとこの可能性もある)では、それ以外のカードの数の大きい方が勝つ。

ストレート
数字が一続きとなっている5枚のカード。たとえば、Q-J-10-9-8は、「a straight, Queen high《と呼ばれる。ストレートを持っているプレイヤーが二人いる場合は、大きい数字の人が勝つ。Q-J-10-9-8は、J-10-9-8-7より強い。K-Q-J-10-9は、Q-J-10-9-8より強い。ストレートでは、エースは一番小さいカードとして扱う。一番弱いストレートは、A-2-3-4-5(「wheel《という)、一番強いストレートは、10-J-Q-K-A(「Broadway《という)。Q-K-A-2-3のようなround-the-corner-straightは、通常のポーカーではストレートとみなされない。エースは、一番小さいか、一番大きいかのどちらかで、同時に両方であることはできない。

フラッシュ
同じスーツの5枚のカード。ダイヤで、K-J-10-6-3というフラッシュがあったとする。これは、「フラッシュ・キング・ハイ《と呼ばれる。二人のプレイヤーが同時にフラッシュである場合、大きい数字の人が勝つ。A-8-6-5-2は、K-Q-J-10-5より強い。何のスーツであっても関係ない。もし1番大きい数字のカードが同じ数字だった場合は、2番目に大きいカードで比べる。

フルハウス
スリーカードとワンペアの組み合わせ。7-7-7-K-Kは、「7のフルハウス《または、「Sevens over Kings《と呼ばれる。フルハウスを持っているプレイヤーが二人いたら、スリーカードの数の大きい人が勝つ。5-5-5-2-2はA-A-4-4-4より強い。スリーカードの数が同じであれは、ワンペアの数字の大きい方が勝つ。

フォーカード
同じ数字が4枚の手。9-9-9-9-5は、「フォーナイン《または、「quad Nines《と呼ばれる。フォーカードを持っているプレイヤーが二人いたら、数の多い方が勝つ。

ストレートフラッシュ
スートが同じ続き番号の5枚のカード。スペードの5-6-7-8-9。ここでも、エースは2より小さい数として扱われることも可能。A-2-3-4-5は、一番弱いストレートフラッシュとなる。同じ数字同士でストレートフラッシュを持っているプレイヤーが二人いたら、数の大きい方が勝つ。

ロイヤルストレートフラッシュ(ロイヤルフラッシュ、ロイヤル)
同一のスーツで、10-J-Q-K-Aを揃えた場合。決して負けない。このような手を持つ確率は、1/124,000である。


もし、二人のプレイヤーがまったく同じ手を持っていたら、どうするのでしょうか。賞金を折半にします。もし、ぴったり割り切れない場合は、ディラーの時計回りの隣のプレイヤーに余ったチップを渡します。

ダン・グリム